育成しようとする姿勢

目的とターゲットを明確に
企業の業績向上の原動力は何と言っても社員の力です。社員自身がモチベーションを高くし、やりがいを持って働くためには、社員への研修制度が一つのポイントとなります。企業によっては、研修の担当者をきちんと決めている場合もあるでしょう。さて、担当者にとっては、どのような研修を企画するかが悩ましい問題です。その場合、研修を専門とする企業の力を借りるという方法があります。インターネットで検索すればたくさんの会社がヒットするわけですが、それらを利用する前に押さえておくべき点があります。まずは、「研修の目的」です。やみくもに研修をすれば良いというわけではありません。社員のどんな力を伸ばしたいのか、どんなところが弱点なのか。職員個々のモチベーションアップが目的なのか、それともチームワーク向上が狙いなのか。そんな事前の見立て(アセスメント)が重要です。専門の会社に依頼する場合、必ずこのことが大事なポイントとなります。つまり、研修担当者自身の状況認識・課題意識が重要なのです。次は、「誰のための研修か」という点です。一口に社員研修と言っても、新任職員のため、中堅職員のため、管理職のためなど、ターゲットは様々です。それによって研修の内容は変わります。専門の会社への打診の内容も変わってくるのは当然のことです。社員は、「私の会社は、私たちを一人前に育成しようとしてくれている」と思えると、社員を大事にしてくれていると感じ、嬉しいものです。まずは社員は育成しようとする会社の姿勢からでも始めておきたいものです。